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  • 白坂 広子

仙台大学カップ@明仙フィールド

 3月30、31日に仙台大学カップ(女子サッカーの大会)が行われました。宮城県の強豪高校や他県の強豪チームが多数明仙フィールドを訪れました。

2日間とも素晴らしい春晴れとなり、各チーム1日3試合をこなすという過酷なスケジュールのなか、大きな怪我や体調不良もなく、無事に大会を終えることができました。新チームが発足したばかりの時期ではありますが、新チームを作り上げていく上でこのような大会に参加することは監督や指導者にとってもタイミングが良いのではないでしょうか。それは明成高校女子サッカー部にとっても同じことです。新1年生が入ってくるまでは9人という部員数でありながらも一生懸命練習に励んできました。そして7人の新入生が入るまで個々の技術を練習する十分な時間となりました。今回の大会はその個人練習の成果によって上級生が大きくチームを引っ張ることができました。

 話は大きく逸れますが、、、高校スポーツを近くでみるようになってから、私は高校生の素直さやポテンシャルに大きく驚かされることがあります。先生からの指導を涙ながらに受け止めるとき、気持ちの弱かった生徒が自分の殻を破るとき、大きな声を出せなかった生徒が周囲を驚かせるくらい大きな声でチームを鼓舞するとき、そんなときはその変化にびっくりしますがとても嬉しく思います。それらの変化はチーム指導者が大きな愛情をもって良いときも悪いときも生徒たちを見て方向性を見せているからだと思います。これは女子サッカー部に限ったことではなく、明成高校には陸上競技部や女子バスケットボール部、男子バレーボール部など愛のこもった厳しい指導をする先生達がいます。この愛の鞭は生徒たちの今時期に大変重要な成長の源なのです。そんな先生達と一緒に仕事をすることは、私のこれまでの大学やプロフェッショナルでの活動にはなかった「生徒たちを一人前に育てなければならない」というとても大事な教育的一面に気付かされます。そのサポートをことは他の競技レベルにはない、責任の大きい、そしてやりがいのあることだと感じています。

 もうすぐ高校総体の時期がきます。先生たちが愛情たっぷりの厳しさで育てたチームが始動します。今年はどんな結果を出してくれるのか、とても楽しみです。

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