• 小野 勇太

スポーツ傷害の減少に向けて!!

皆さんこんにちは!!

本日はアスレティックトレーナー(AT)として日頃ず~~~っと考えていること、

スポーツ活動中の「傷害予防」を徹底していくにはどうすればいいのか?

っという事について触れていきたいと思います!

アスティックトレーニングの根本的な考えには「傷害予防」の観点が欠かせません!!

「予防」は非常に重要

ということは、おそらくですが誰もが

「知識としては知っている」のではないでしょうか!

日頃、高校生を相手に口酸っぱく伝えていることがあります。

それは、

「知っているだけで行動が伴わないのなら、知らない人と結果は一緒だよ」

っということです。

随分と偉そうにモノを言うATですみません!

それを言うことで、自分自身もしっかり行動しないといけないという状況に陥らせています。(言い訳という逃げ道封鎖!!!笑)

こんなストレッチ法を知ってる!とか

こうすれば筋力がつく!とか

こうすればもっと効率的に体力がつく!などなど、

世の中には情報が非常に氾濫していて、しかもそれらの情報が無料で簡単に手に入るようになった時代という話聞きませんか?

確かにその通りですよね!!

今や情報にさほど価値はなく有益な情報さえ手軽に片手でポチッと手に入る時代です。

私たち専門家の価値も、かつて選手やコーチが知らないことを知っているというだけで、価値ある存在だったかもしれません。

私たち専門家は、いまや知識を多数持っていることだけでは、武器とはならない!

っと言うことです。

(※これからの未来ある、学生ATには是非この点を肝に銘じておいて欲しいことですね!)

だからといって知識が「不要というわけではない」のですが、スポーツ現場に必要な私たちの能力は変化しているということです。

これまで高校生を相手に、得られた知識を一生懸命になってわかりやすく工夫して伝えることばかりに囚われていた私。(私はかなりのおしゃべりなんです!笑)

こんな私の経験上言えること、

それは、

「思ってる以上に相手はこちらの話に関心がない」

っということでした!(あくまでも、相手の高校生に対して悪く言っているわけじゃないですよ!)

『傷害予防が大事』ってことは、スポーツ選手、コーチ、保護者、どなたにも共通の重要な事項であると思いますし、その事についての専門家です!っとなれば、もっと前のめりになってこちらの話を聞いてくれるものだと勘違いしていた私。

なんて自己中心的な発想なんでしょうか。記事を書きながら恥ずかしくなりますね!笑

相手の関心事は、あくまでもその競技に打ち込めることであったり、勝利や成長のためということが多くの目的であって、傷害予防が目的という選手やコーチは少ないのではないでしょうか。

「相手の関心事に関心を持て!」

っという言葉がありますが、まさにこれがものすご~く大事だなって思います。

このことに気づくまでに、随分と時間がかかりました。

そもそも「傷害予防が大事」っていう知識は、みんな持ってるんです。

なので、あれこれ工夫した情報提供をしても、最後の落としどころが「傷害予防が大事って事でしょ?」っと、結果が読めてしまい、シンプルに面白くないんですね。

選手からしたら、傷害予防のために競技やってるわけじゃないですよ!っということです。

だからといって傷害予防が不要ということではなくて、

選手やコーチの目的達成のために必要な手段や対策として傷害予防があるということです。

一方で私の目的は、選手たちに対する「傷害予防」活動が目的化していました。

言い換えると、私の目的達成のために選手やコーチがいるような考え方ということです。(なんという自己中心的発想!あまりに未熟者!!最低!!!)

これは真のサポートとは言えません。

選手やコーチからしたら、全然嬉しくないですよね。

私が達成したい傷害予防は、相手にとってあくまで目的達成のための「手段」であって、相手にとっての手段が目的化していくと、なんだか根本からズレていく感じになってしまいます。

一方で、私のATとしての使命も含めて「傷害予防」は重要事項に変わりありません!

さて、どうすればよいか。

・・・・正直、

はっきりとした答えはまだ見つかっていません。

っというのも、答えは複数あるように思えるんです。

私に目的があるように、相手にも行動の目的があって、相手が複数となればなるほど目的の種類も複雑化していきやすいからです。

多様性の社会と言われる現代は尚更、この多様化したそれぞれの目的の違いをどう捉えていくかが重要だと思うんです。

自分が達成したい目的と相手との目的が一致していない場合には、一緒に行動していても目的達成確率は上がりません。

まず第一にすべき行動は、「相手と目的を共有すること」

そして、もし目的が異なる場合には、「いったん相手の考えを受け入れること」

どちらが正しいというような一方の考えを押し通すのではなくて、

「どちらの目的も素晴らしい!では、そのどちらも達成するにはどうすればいいだろう?」

っと共に考え、意見を出し合い、実際に行える内容なのか、継続性はどうか、その行動や結果は面白いことに繋がるか、本当にその方法しかないのか、などと共に思考し、最も最適な答えを導き出すことが必要なのだと思います。

傷害予防を達成するためにはどうしたらいいか?っと、私の視点だけで思考するだけでは足りないということなのだと思います。

どれだけ思考していても、どれだけ時間をかけて作った予防策であっても、それを実践する相手が継続的に実施できるものでなければ、結果はついてきません。(継続が重要なのは不変です)

スポーツ活動を実践しているのは私ではありません。

あくまで選手の活動であり、その行動指針を更なる成長へと導く存在がコーチです。

スポーツ活動をサポートする職業であるATという仕事は、

相手ありきの仕事です。

そもそも相手が何を目的としているか、その目的達成のために、その環境下において何ができて何ができないかを相手側からしっかりと受け取って、そこから生まれる「課題や問題」について、

「さて、この問題をどう解いていこうかな?」

っと「一緒に考えていくこと」が重要なのだと思います。

当たり前の事を言うようですが、

結局一番重要なことは

「対話が大事」

ということ。

ATという仕事は、この対話スキルが最もこれから必要な能力となるように私は思います。

対話の中から、相手の目的や課題を引き出し、その目的達成や課題解決のためのサポートをし、結果的に相手の目的達成が叶えば、相手も自分も嬉しい、という Win-Win の関係をいかに築けていけるか。

やはり、みんなが happy なのが良いですよね!

そのためにも、お互いの求めるもの、できること、できないこと、好きなこと、嫌いなこと、あらゆることを正直に話し合える関係性は必然で、そのためにはやはり対話なんだろうなって思うんです。

スポーツ傷害減少のために必要なことは何か?の現時点での私なりの答えは

「対話」という随分と抽象的な表現になってしまったのですが、

これに尽きるのかなと、しみじみ感じております。

っということで、引き続き「高校スポーツの安全を守る」活動に精進していきます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

​仙台大学川平アスレティックトレーニングルーム
〒981-0954
宮城県仙台市青葉区川平3丁目1-1
TEL/FAX (022) 277-5862