• 浅野 勝成

年末年始を通じて身体の変化を知るということ

ほとんどの部活動が年末年始はお休みの期間に入ってました。

今年は約1週間ほどのお休みがありました。ただのお休みとは違く、年末年始のお休みは“よく食べる”期間でもあると思います。

この期間に「食べ過ぎ+運動不足」で極端に体重を増やしてしまうこともあるので、いくつかの部活動で年末の練習最終日と年始の練習再開日に体組成測定を行いました。


全体で50-60名程度を測定したところ、大まかに複数の傾向が見られました。

①体重増加(体脂肪率の減少、骨格筋量の増加)

②体重増加(体脂肪率の増加、骨格筋量の減少)

③体重増加(体水分の増加)

④体重変化なし(今回は±1.0kgを以内を変化なしと捉えてます)


おおよその生徒が、体重増加か維持をしている状態でした。


それぞれの結果を踏まえて、①から④の生徒(複数名)に年末年始はどのように過ごしていたかを聞いてみると以下の答えがありました。


①の生徒:ちょっと運動していました。食事制限していました。運動せず、食事も気にしてなかったです。めちゃくちゃ寝ていました。


②の生徒:食べ過ぎた。運動はしていたのに。。。


③の生徒:あんなに食べたのに(餅だけで1日4-5個)体脂肪率が変化していないのは驚いた。


④の生徒:いつも通りの生活。軽く運動していた。


変化の要因として、もちろん個人差はありますが、いろいろな要因が考察できそうですね。

全ての考察を述べると長くなってしまうので、2つほどのパターンを考察します。それ以外は割愛します。



考察1

①に該当する複数の生徒の「運動せず、食事も気にしてなかった」というコメント。

おそらくですが、年末年始休暇に入る直前まで練習・トレーニング・練習試合などで身体に快ストレス(Eu Stress)が与えられ、その後のお休み期間で超回復的な作用が働いたかもしれません。また、細身の生徒(BMIも低値寄りの基準値)に①の傾向が多く見られたことから、お休み期間中の摂取カロリーが消費カロリーを超えたことで、うまいこと体組成改善の方向に作用したのかな~と思います。


考察2

「軽く運動していた」や「ジョギングをしていた」などのお休み期間中に運動を継続していた生徒は多くいました。ですが、運動を継続していた全ての生徒が必ずしも①に該当することはなく、②や④にも該当していました。これは性差もあれば個人差もあるため、要因を断定することは難儀ですが、一つ気になった点が「個々人が思う軽い運動とは?」ということです。


60分ジョグが軽いと思う人もいれば、キツイと感じる人もいます。要は、言葉で述べられる強度から実際に行った強度などを把握することは難しいです。


「運動を継続していた」はずなのに②に陥ってしまった場合、もしかすると強度が低すぎたかもしれません。「軽い運動していた」だけなのに①になった場合、もしかすると強度が中~高強度だったかもしれません。本人の体力レベルが低いと、自身が思うよりも低い強度設定にしやすいかもしれません。本人の体力レベルが高いと、他者からすると高い強度設定で行う傾向にあるかもしれません。




変化値を見ることで、各々の年末年始の過ごし方を見返る良い機会になったかなと思います。

まぁ極端な変化でなければ、体脂肪率が増えようが骨格筋量が下がろうが、正直そこまで気にしてません。ゆっくり休むことの方が大事だし、家族と一緒に美味しい食事を楽しむことの方が優先です。

だから今回は「体脂肪率〇〇%まで下がるまでは特別メニュー!」というようなことはしません。あくまで生徒達がこの短期間を通じて、日々の習慣で身体は変化する・してしまう、だから今後の取り組み方を考えなきゃいけない…という方向に思考が働いてくれればOKです。