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白坂 広子

村山紘太選手 壮行激励会!

今日は明成高校OBでリオデジャネイロ五輪日本代表の村山紘太選手の壮行激励会が行われました!村山選手は日本選手権で2位となり、オリンピックでは陸上10000mと5000mに出場します!!

おめでとうございます!

明成高校137年の歴史で初めてのオリンピック代表選手になるという快挙となりました!

私は当時の村山選手を良く知る先生方に話を聞きました。

明成高校時代の村山選手は体の線が細く、当時の顧問そして現顧問でもある中村先生は「怪我をしないように」と常に心配されていたそうです。村山選手は中学時代はラグビー部に所属していたということですが、中村先生の強い熱意と後押しで双子の兄・謙太選手と一緒に明成高校に入学し陸上部に入りました。本人はラグビーに未練があったかのようにも見えるなか、それでも持ち前の勝負強さで兄より早くインターハイ出場を決めたそうです。そのころから「オリンピックに出てみたいという気持ちはあったけれど、何で出る、とかはわかっていなかった」と、自身の将来を“日本を背負う陸上選手”として思い描くようになったということでした。

現在世界ランク23位の村山選手は、「五輪での目標は3つある」と話してくれました。

①自己ベストを尽くすことで世界との差を見極めること 

②10000mで8位入賞すること

③世界の裏側から無事に帰国をする

ということでした。③の目標を言った後、高校生たちはポカーン・・・としていて「あれ、これはもうちょっと笑って欲しかったんだけど、、、」と村山選手は照れていましたよ。

私は村山選手の話を聞いて、「高校という競技レベルは未知の可能性があるんだ」と思いました。

生徒自身が実力に自信が無くても、指導者やスタッフなど周囲の環境で将来競技者として成功する可能性は引き伸ばされます。村山選手は最初からオリンピック選手を目指していた訳ではありません。可能性を見出してくれる指導者を信頼し、自分の新たな境地を受け入れて開拓をしていくメンタリティーを持ったから、その可能性が膨らんだのでしょう。望んだ人みんながみんなトップレベルに届く訳ではありませんが、その可能性を心にとどめて目標を持てば高校生みんなスタートラインは一緒です。

明成高校には部活動を経験しながら将来は大学レベルで競技がしたい、プロ選手になりたい、オリンピック選手になりたいと、考え始める生徒達はたくさんいます。私は未来をスポーツで考える生徒たちをアスレティックトレーナーとしてサポートすることは責任あることだな、と改めて考えることができました。村山選手は言っていました、「たくさん勉強して遊んで高校生活を楽しんで下さい」と。高校生らしく日々を過ごし、その中で競技に打ち込み自分の将来を考えていくことが高校部活動の目的です。明成高校ではトップレベルを狙っていくことも、高校生活でスポーツを思い切りやりきることも、どちらもアスレティックトレーニングはサポートしています。

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