top of page
白坂 広子

体育授業でのAT・S&C分野

 川平アスレティックトレーニングでは明成高校健康スポーツコース1,2年生を対象に保健体育授業でATとS&C分野を特別授業として教えています。特別授業は年間を通して32時間あります。特別授業の中身は「コンディショニング」「スポーツ栄養」「テーピング」「運動学基礎」「女性特有のスポーツ傷害」「レジスタンストレーニング」「アジリティ」などで、スポーツを科学的に多方面から学ばせています。授業構成は前半に基本的知識を講義し、後半に実技で応用的に自分たちの競技と関連させ学ばせる方法をとっています。

 例えば、栄養の授業では初歩的な栄養学、炭水化物・たんぱく質・脂肪・ビタミン・ミネラルがどのような役割をしているのかなどを講義で学び、実技で日常を例に食品選択を考えさせます。コンディショニング授業では試合期を意識した体作りの基本を学び、実技では脈の計り方、BMI値の計算、関節弛緩性のチェックなどを行います。レジスタンストレーニング授業では講義で身体がどのようにパワー発揮をしているのかを学び、実技で正しいトレーニングフォームを学びます。

 多くの生徒はスポーツに関する様々な知識に興味を持ち意欲的に授業に参加しています。特に将来トレーナー志望で熱心に勉強する生徒も見受けられます。健康スポーツコースには部活動に熱心に打ち込み、将来的にスポーツに関する進路や職業を選ぶ生徒たちが大勢います。体育教員をはじめ、競技コーチ、栄養士、トレーナーなどが代表的で、多くの生徒は仙台大学へ進学します。私達ATとS&Cは授業を通してスポーツを「やる」ことだけではなく、スポーツを「考える」ことのおもしろさや大切さを伝え、生徒たちが将来、体育教員でも、指導者でも、トレーナーでも、栄養士でも、スポーツを多方面から考えることができる人材として成長できるための基盤づくりをしています。

bottom of page