成長するには他の意見を聴くこと

July 30, 2019

同じことを話ているのに、伝わり方や感じ方が違う。

 

同じことを実施しているのに、結果が違う。

 

同じことを考えているのに、発想が違う。

 

ATとして対象がヒトである以上、この考え方を忘れずにいたいものです。

相手が全く同じヒトなのであれば、同じことをすれば何度やっても同じ結果であるはずですが、実際の世界ではそうではありません。同じヒトなどいないのですから。

 

何か伝える、指導するという立場にある場合には、気をつけねばなりません。

そのため、そういった立場にある私は常に自分をアップデートし続ける必要があります。

 

 

先日、仙台大学AT領域の同期や後輩達へ声をかけ、ある交流会を開催させていただきました。

 

参加者の中には、他大学でATとして働く者、フィットネスクラブで働く者、海外へ進学し新たな可能性を広げる者、医療系国家資格取得に向けて勉強中な学生、米国AT資格(BOC-ATC)取得に向けて渡航準備する者、ATから離れ鍼灸・あん摩マッサージ指圧師として働く者、鍼灸接骨院を独立開業した者などなど、多様な人材が集う会でした。

 

その会では、普段ATのリハビリ指導で行う「ラダートレーニング」と「Knee Bent Walk:KBW(膝曲げ歩行)」を参加者で実践しつつ、お互いに気づいた点や疑問点等のディスカッションを行いました。

 

基本的なことでは大きな違いはほとんどありませんが、対象(選手)の状況が異なれば当然指導方法や注意点が異なるものです。

 

指導対象者が少数と多数ではどうするか、競技のレベルによって指導方法は異なるのか、相手の性格によって指導内容はどんな工夫をしているかなど。

 

この、状況により異なる点において、それぞれが持つ「思考」を意見交換していくことが、今回の交流会において極めて重要かつ面白い部分でした。

 

私がこの会において最年長であったので、誰よりも詳しくなければと思っていたのですが、「アイディア」や「捉え方」「感じ方」の引き出しが乏しいことを気づかされ、恥ずかしい反面、自分にとって新しい発見ができたことへの感謝の気持ちが大きく、後輩達からたくさんを学ばせていただきました。

 

ただただ本や論文を読むことでは得られない発見が、ディスカッションという「対話」にはあるように思います。

 

相手の意見を聴き、自分の意見を発し、またその意見に対して相手の意見を聴く。

 

この繰り返しの対話の中で、新しい発見や創造性が磨かれるように感じます。

 

対話の中でも、特に「他の意見を聴くこと」はあらゆる場面で重要です。

 

スポーツ現場における指導者と選手、またはトレーナーと選手

 

学校現場における先生と生徒

 

家庭における親と子

 

 

一見、立場が上の者から下の者に対して何か教える際に、下の者が素直に聴くことが重要な様に思われるかもしれませんが、それは違います。

 

立場が上とか、下とか関係なく、どちらであっても、どんな境遇であっても、自分以外の「他の意見を聴くこと」を怠っている以上、その人の成長はできないと思います。

 

しかし、他の意見に振り回され己を見失うのでは意味がありません

 

他の意見を聴きながらも、最終的には ”自分が判断” しているので、その自分の判断のための材料を増やすために、自分以外の意見に耳を傾けることを意識的にする必要があるなぁと、この会を通して再認識しました。

 

高校スポーツの安全を守るを念頭に活動していく中で、自分の考えの幅を広げるためにも、多様な人との交流を今後も大切にしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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