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白坂 広子

第5回スポーツ救急法講習会開催!


去る11月11日、川平ATRで主催する第5回スポーツ救急法講習会を実施しました!これは日本体育施設協会のスポーツ救急法プロバイダーコースという認定資格で、講習を受けた方は資格取得をすることができるコースです。

今回は3名の新規の方、そして1名の更新の方と一緒に講習会を行いました。

コースの内容は、①事故防止を学ぶ、②事故対応を学ぶ(意識確認、胸骨圧迫、人工呼吸、AED操作)、③外傷について学ぶ、④外傷処置を学ぶ(止血、固定、搬送など)、といった構成になっています。

私はスポーツ現場で働き始めて15年ほどになりますが、救急が求められるときはいつもいつも緊張します。大量出血、意識不明、意識朦朧、意識錯乱、脊椎損傷の疑い、高熱、など様々な現場を体験してきましたが、同じ状況などひとつもありませんでした。スポーツの違い、受傷機転の違い、男女の違い、年齢の違い、意識レベルの違い、救急道具の準備の違い、周囲の人たちの協力の違い、様々な状況がありました。それでもひとつだけ共通していること、それは私自身がこの緊急時にリーダーとして行動しなければならなかったことでした。緊急時にはどのような状況でも「命を繋ぐ」ことを考え、冷静に行動することが求められます。だから講習会では受講者に「よりリアルに」「緊迫さ」を求めています。そしてもし状況がこうであれば、、、ああであれば、、、なんて話を加えながら、私が経験してきた状況をみなさんと共有しながら講習会を進めています。

明成高校の部活動や施設関係者はほとんどの方が「スポーツの安全」「生徒の安全」を意識して指導を行っています。このような学校は他にはあまりないのではないでしょうか。

でも資格取得は安全対策のための第一歩。資格取得した先生方がその意識を広めて個々の活動や学校内での活動に加えて社会でも役立ててくれるよう、サポートしていきたいと思っています。

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