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  • 執筆者の写真浅野 勝成

これはどこを鍛えてるでしょう?①


↑のソファーを使ったエクササイズはどこの筋肉をメインに鍛えれるでしょう?

①腰

②ふくらはぎ

③ハムストリング(太ももの裏)

④臀部(お尻)

正解は④の臀部(お尻)です! もちろん腰やハムストリングも効きますが、メインは臀部です。

ちなみにエクササイズの名前はリバースハイパーです。

では臀部を鍛える利点としては何があると思いますか?

①ダッシュ力が上がる(可能性がある)

②ジャンプ力が上がる(可能性がある)

③膝の怪我が減る(可能性がある)

④脳しんとうの受傷リスクが減る(可能性がある)

正解は①、②、そして③です。

【①と②について】

ダッシュ力・ジャンプ力を上げるには、地面に対して大きな力発揮が求められます。

地面に対して力を加えれば、その反発として地面に与えた力と同等の力が自分自身に跳ね返ってきます(作用・反作用の法則)。これを地面から跳ね返ってくる力、地面反力と言います。

この地面反力が大きいほどダッシュ力・ジャンプ力の向上に活きます。

では地面反力を大きくするにはどうすれば良いか。

そこでお尻を鍛えることの利点が出てきます。

お尻の筋肉は大殿筋、中殿筋、小殿筋と3つあります。

大殿筋は読んで字の如く大きい筋肉です。単一の筋肉としては人体で最大です(!)

この大殿筋を中心とお尻の筋肉が使えるようになれば・・・、筋力がもっと高まれば・・・

そうです、地面反力が上がってダッシュ力やジャンプ力が高まる可能性があるのです。

【③について】

股関節がうまく使うように! 股関節の動きが大事だ! といろいろ聞いたことがあるかもしれませんね。

股関節の動きが鈍いとその下にある膝の問題が多くなる可能性があります。

関節の動きの質を高めるには、その関節の動きを司る筋肉を鍛えなければなりません。

身体動作は関節(=骨)が動く結果 ⇒ 関節が動くのは筋肉が力を発揮するから。

ちなみに、「可能性がある」と多用していますが、お尻を鍛えただけではジャンプ力もダッシュ力も上がりませんし、膝の怪我が減ることはありません。

鍛えて筋力を向上して、向上した筋力を基に動作トレーニングや練習を行うことが大事です。

例えば、エンジンの性能だけ良くしてもカーレースに勝てるとは言い切れません。可能性が上がるだけです。それと同じです。

リバースハイパーの実践ですが、15-20回を3-5セットを目安に行うと良いです。

勢いに任せて行わないこと。動きが速くなりすぎないようコントロールして行ってみてください。

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【おまけ】

オンライン指導についていろいろ模索中です。

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