浅野 勝成
【中学生・高校生アスリート必見その4】アスリートにとって最も必要な能力の一つとは
どのスポーツにも世界レベルでのトップアスリートは存在します。
そんなトップアスリート達に共通する能力がいくつかあります。
それはどんな能力なんでしょうか。
【もくじ】
1.必要な能力の一つとは
2.その能力を向上するためには
3.おまけ
1.必要な能力の一つとは
トップアスリートに共通する能力、つまりはその競技で秀でるために求められる能力とはなんでしょうか。ちなみにこの質問、日頃の部活動や授業で高校生によく質問する事項でもあります。高校生の大方の反応は...
「努力を継続すること」←たしかに必要!
「才能」←たしかに!持ってる人はうらやましい!
「強い身体」←たしかに!ただそこからもうちょい!
「高い技術」もちろん必要だね!
etc...
様々な回答が出ます。もちろん不正解ではなく、どれも必要な能力ではあります。
そこからちょいと方向性を変えた質問します。
「高い技術や強い身体を備えている選手というのはチームの中心的存在、つまりはエースやスタメンであることが多いですよね。では、それら選手が試合で活躍できない状況ってどんな状況かな?」
「相手が上手!」←認めたくないが、そういう時もあるよね。
「なんとなく(笑)」←勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし!
いろいろ回答が出ます。
「・・・ケガ?」
そうです。ケガなんです。
で、必要な能力の一つというのは、「ケガしづらい能力」ということです。
野球界で言うイチロー
バスケット界で言うジョン・ストックトン(通算アシスト・スティール数が歴代No.1ということに目が行きがちですが、19シーズンで欠場は22試合のみというケガに強い選手)
トップアスリートの能力を持っていたとしても、それらを発揮する機会が失われれば意味がありません。
ケガしづらい能力というのは、トップアスリートで居続けるためにはとても重要な能力ですね。
ちなみに、「ケガしない能力」ではなく「ケガしづらい能力」です。
全てのケガを回避することは難しいです。
2.ケガしづらい能力を向上するには
筋力や柔軟性などの様々な体力要素を向上し、強い身体を構築することが求められます。
また、着地や減速動作でも適切な動作を遂行することが必要となります。
筋力や柔軟性を向上するにはウエイトトレーニングやストレッチの継続。
着地や減速動作時の適切な身体動作の構築にはこちらをご参照ください。
3. おまけ
競技パフォーマンスを向上するためには、技術、身体能力、才能、運など様々な要素が考えられますが、ケガしづらい能力というのは最も重要な能力の一つかと思います。
技術や身体能力の向上がケガしづらい能力の向上に繋がることはもちろんのこと、日々のケアやコンディション管理といったアスリートとしての自己管理能力も求められます。
【編集後記】
大学の学食メニューが変わっていました。個人的には美味しくなったかと。
常軌を逸脱したボリュームの1品も出ていました。腹ペコ大学生に対する学食からの挑戦状かもしれませんね。