レジスタンストレーニングの授業を行いました!
前回のアジリティに続き、今回はスポーツ創志科の1年生118名に対して「レジスタンストレーニング」と題した授業を行いました!
レジスタンスは負荷という意味で、つまりレジスタンストレーニングとは負荷を用いたトレーニングとなります。
自分の体重(自体重)、バーベル、ダンベル、ゴムチューブなどの負荷を用いるトレーニングです。
一般的に言うと、「筋トレ」と呼ばれるトレーニングもレジスタンストレーニングの一つとなります。
【筋トレの目的や鍛えるべき部位について】
筋トレの目的とは主に以下2つとなります:
✔怪我しづらい身体作り(=傷害リスクの減少)
✔身体能力の向上
怪我しづらい身体づくり
全ての怪我を完全に予防することは難しいですが、強い身体を作ることで怪我の程度を抑えたりすることが期待できます。詳しくはこちら
身体能力の向上
筋力、柔軟性、持久力、瞬発力などの要素の向上で競技パフォーマンス向上の可能性が高まります。あくまで可能性です。
腕を太くしたからと言ってスリーポイントシュートの成功率が上がるわけではありません。
脚の力を強くしたからと言って、サッカーにおけるロングパスの精度が上がるわけではありません。
しかしながら、それら技術を向上させる土台は作れます。
つまりは、トレーニングで身体能力の向上は期待できるが、向上した身体能力を競技に活かすには、競技練習で結びつける必要があります。選手自身が考え、意識して、培った身体能力を競技動作に繋げるよう努力することが必要となります。
上記の二つを達成するために、特に鍛えたい部位はハムストリングとお尻の筋肉(臀筋群)を中心とした身体の後側の筋肉群です。
ジャンプやダッシュなどの加速時のアクセルとなったり、着地や減速などストップ動作時のブレーキの役割も担います。
これら筋肉群が使えていないと、アクセルの力が弱まって加速力が落ちたり、ブレーキの効きが悪く怪我にも繋がることがあります。ブレーキの重要性についてはこちら
【ウォーミングアップ】
スタティック、ダイナミックの2種類のストレッチを織り交ぜながら5・6分程度行いました。
写真は開脚ストレッチ。みんな硬いよ・・・
【筋トレ実技】
写真はスクワット。お尻を使う意識を持って行うことに四苦八苦している様子が伺えました。
以下の種目を行いました。
1.自体重スクワット 8回3セット 5秒かけてゆっくり下降
2.RDL(ルーマニアンデッドリフト)8回2セット
3.プッシュアップ 8回3セット 3秒かけてゆっくり下降
4.ベアースタビリティ 20秒3セット
写真はプッシュアップの一コマ。3セット目は若手教師も参加してくれました(半強制)
【留意点】
WBGT(暑さ指数)が27を超えている環境での実技でした。WBGTについてはこちら
熱中症の危険性もあったので以下の点に注意を向けました:
①休憩回数を当初予定していた1回から2回に増やした
②予定していた種目数を減らした
③引率の体育教師の方々とコミュニケーションを図って、生徒達の表情などを細かく観察した
④もし体調不良者が出た場合に備えて、冷房を効かした部屋やアイスバスの準備
体育の先生方、施設管理者、ATの協力があったからこそ熱中症を未然に防げたのかなと思います。
ありがとうございました!!!!
【編集後記】
授業終了後に率先してモップ掛けを行ってくれた生徒達、ありがとうございました!