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  • 白坂 広子

体幹トレーニング~BBトレーニングpart3~

皆さん、こんにちは!

前回に続き、

「BBトレーニング~part3~」です!!

体幹トレーニングの中でも特にスポーツ選手として重要と言えるのは、いかにして自分の競技動作にその「体幹トレーニング」の成果を落とし込むのかだと思います。

そこで、今回は体幹トレーニングの「軸の安定」という課題をより深めてまいります!!

今回は、身体の『重心』について簡単に(わかりにくかったらごめんなさい!!)紹介したいと思います。

重心とは「物体の中心になる位置」をさします!

(ものすごく大雑把に言ってます!正確な表現ではないですから気になる方は調べてください!笑)

ヒトの身体の重心位置は、下腹部の高さ位にあって、お腹の奥の方にあります。

模型にて説明するとこんな感じです☟

それと合わせて大事なこととして、「支持基底面」というものがあります!

この「支持基底面」というのは、地面に接している(大抵は足)で作られる身体を支える土台の面積を指しています!

また、重心から床までの垂直の線を「重心線」、頭~骨盤の中央を結んだ線を「体幹軸」とすると、

『重心線と体幹軸が一直線上にあって、その線の延長線上に支持基底面があると姿勢は安定します』

・・

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・・・・・・・

文字で表すととってもわかりにくいですね!笑

写真で表すとこのようになります☟

また、支持基底面というのは、両足の幅が①狭い、②広いでも面積の大きさが異なり、

この、支持基底面が広いと安定しやすく、狭いと不安定な状況になりやすくなります。

どちらにせよ、支持基底面の中に体幹軸と重心線を結んだ線があれば安定(キープ)することができるという感じですね!

両足では大抵は支持基底面が広くできるので安定して立っていられるのですが、片足となると、当然ながら支持基底面は狭くなります!(そりゃぁ、片足ですからね!!)

ブレずに安定して片足立ちできる方はバランス感覚、体幹の安定性はバッチリですね!!

体幹軸がブレると安定して立っていられなくなりますよね!

体幹がブレやすくなるとその分、足首を捻りやすかったり、膝のケガに繋がりやすかったり、腰を痛めることに繋がったりと、様々なスポーツ傷害発生の要因となることがあります。

そうならないように、「体幹の安定化」はとても重要!!

っとなるわけですね!

体幹の安定化を意識する際には、『自分の重心位置』がどこにあるかが身体の感覚として認識できていると非常にいいです!

姿勢の安定化に関しては、「支持基底面の中に重心線と体幹軸を結んだ線を収める」ことがとっても重要です!

そこで、今回紹介するバランスボールを用いた体幹トレーニング動画は

自分の重心位置を知るという課題をもって行うエクササイズです!

難易度はやや高めなので、実施する場合は転倒のリスクがあるので、無理のないようにお願いします!

下の画像をクリック☟

いかがでしたか?

今回の投稿で紹介した「重心」や「支持基底面」、「体幹軸と重心線」などを踏まえてご覧いただくと、どうすれば安定した状態を保ちながら(キープ)、動作を行うことができるか(キープ + ムーブ)がいくらかイメージできていたら幸いです!

バランスボールを用いたトレーニングは、安全なものから転倒に伴うケガをしやすい危険なものまで様々にあります。

自分の能力に合わせて段階的に実施していくことができれば安全に能力開発は可能です!

この、『能力に合わせて段階的に』という微調整をうまくコントロールするのが、

アスレティックトレーナー(AT) の役割と言えます!

どれだけ時代がハイテク化が進み、AI化が発展してきても、この微調整に関しては対象者により千差万別ですから、ヒトの力が必要なのだと私は思います。

どれだけ優秀なオンライン授業ができる仕組みができても、学校の先生が不要にはならないという考えにも似ていますね!

トレーニングをより安全にかつ効率的に進めていくことは、スポーツ傷害予防の観点からとても重要です!

ただエクササイズを紹介するのではなく、実際に選手の状態に合わせてオーダーメイドすることが我々専門家としての必要スキルの一つです!!

アスレティックトレーナーを志す学生トレーナーには是非こういった観点も踏まえて勉学に励んで欲しいなと思います!!

現代は、トレーニング方法について検索がとても簡単に可能な時代です。

一方で、現在の自分にあったトレーニングなのかどうかを的確に判断できないと、そのトレーニングがかえってケガのリスクを高めることがあるということも忘れないで欲しいです。

是非、身の回りにいる専門家へ相談した上で、ご自身のトレーニングを安全に実施して頂ければと思います!

その頼られる存在として「アスレティックトレーナー(AT)」が世に、もっと普及し貢献していければと心より願っています。

そのためにも、私はその普及者の一員として行動あるのみ!

BBを用いた体幹トレーニングは今回でいったん、一区切りです!

今後は、様々なアスレティックトレーニングに関する情報発信をしていきたいと思いますので、今後の投稿もお楽しみに!!

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