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  • 白坂 広子

年度末のAT&顧問意見交換会

 毎年恒例のATと顧問意見交換会を実施しました。今年度のATの取り組みを各部活動顧問と振り返り、来年度に向けての改善点や継続することなどを話し合いました。AT活動の内容報告や成果などを伝え、それらに関して顧問たちから要望を聞く、という形が例年の意見交換会だったのですが、今年度は各部活動から積極的な意見を多く聞けたのではないかと感じました。それはこれまでAT側から多少一方的だった活動が、学校全体としてAT活動を一緒に作り上げてくれる方向に向いてきた、ということです。

 ATという仕事はスポーツの安全を守るにあたって基本的にはスポーツ関係者(指導者、保護者、生徒、医師など)の間で要の存在にならなければいけません。要でありながらも強く存在をアピールするべきではない、難しい立ち位置があります。そしてこのようなATの存在は通常の高校環境としてはなかなか理解が難しく、どのようにしたら認知や理解がお互い深められるだろう、と試行錯誤が続いていました。顧問の先生たちは校務も忙しく、プラスにATとの連携を求められてしまいうまくいかず、ATの活動が一方的になることが多々ありました。

 私達が目指す明成高校でのATは学校全体と連携していくATです。各部活動単体へのサポートはもちろんですが、チームサポートをメインで行うことは他の学校チームが接骨院等からトレーナーに来てもらっている外部派遣と同じです。学校常駐ATとしての強みを探求していかなければなりません。学校全体の安全管理を担う立場になることを目指しています。学校全体でスポーツ安全や傷害減少に対して意識を向けるうえで各部活動の文化やスタイルを尊重し、そのチームに合った形でサポートをしたいと考えています。

 ATが顧問や指導者とここまで意見交換をしている学校は他にありません。これからも顧問の先生達との連携を深め、より良いスポーツ環境を作っていくことを先導し続けたいと考えています。顧問の皆様、これからも宜しくお願いします!

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