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  • 執筆者の写真浅野 勝成

1年生のトレーニングのあれこれ

今年度も既に約3か月が経過しました。


4-6月は主に2つのトレーニング計画を立てて実行してきました。

1つは、高校総体に向けた計画。もう一つは1年生を対象とした計画です。


高校総体が終わり、各部活動は冬の大会に向けた準備に入ります。冬の大会での戦力として1年生を使いたいというチームは多いです。従って、夏休みの前くらいから1年生の練習強度が上がります。


そのような傾向を踏まえて、4-6月の約3か月間の1年生のトレーニングは2-3年生とは別の計画で行います。この3か月間で、柔軟性の改善、足趾機能の改善、筋力の向上、減速・着地動作の習得を重点的に行います。

柔軟性が欠如している生徒がとにかく多いです。その中でも、足関節が硬い子がほんとに多い・・・。さらに、足趾グーパーが出来ないなどの足趾機能に不安がある子、偏平足などのアライメント面で不安がある子も多いです。そのような背景があるので、各部活動(全部ではありませんが)の朝練や放課後の練習のアップ前に、裸足の状態で足関節モビリティドリルと足趾グーパー運動などを取り入れたりもしました。トレーニングセッションだけでは補いきれないので。



筋力の向上に関しては、まずは自体重から始めます。ここでもある程度の柔軟性がないと理想とするフォームで行えないので、静的ストレッチをアップ時やスーパーセット時に導入もしました。フォーム習得の際に多大な貢献をしてくれたのが2-3年生です。先輩達が綺麗なフォームで高重量を担ぐ姿がとても良いお手本となっていました。1年生からすると理想とするフォームのイメージが付きやすかったのかなと思います(“うわぁ、あんな重量挙げるの・・・自分に出来るかな・・・”と思う子もちらほらといました笑)。


減速・着地動作の習得というのは、正直まだまだ習得度は低いです。ですが、練習のウォームアップなどのウエイトトレーニングセッション以外でもそういった種目を取りいれて来たので、昨年・一昨年よりかは改善傾向にはあるかなと思います(感覚的なものですが、、、)



そろそろ7月ですが、まだまだ柔軟性の改善が必要な生徒もいれば、もう本格的にウエイトトレーニングを開始しても良いという生徒も出てきています。このような差が出てくる理由として考えられる一つのポイントとして、2-3年生が良いお手本となっている部活動の1年生はトレーニングの進捗状況は比較的良いです。一方、先輩が少ない部活(2年生が0人など)の1年生の進捗はスローです。やはり、先輩達がトレーニングに懸命に取り組む姿を見せつけられるのは1年生にとってかなり良い刺激であり模範です。


主力であろうとなかろうと、一生懸命にトレーニングに取り組む2-3年生は大事にしていきたいですね。そしてその姿を見て、懸命にトレーニングに取り組んで、冬の大会での戦力になれるよう1年生は頑張ってほしいですね。

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