大学生と一緒に中学生に実技講演しました
先日、利府中学校にて講演を行ってきました。
利府中学校は2020年のオリンピック・パラリンピックムーブメントの指定校になっており、積極的にスポーツ事業に取り組んでいます。昨年度は仙台大学所属で2014年のオリンピアンである小室望さんが講演を行い、今年度はアスレティックトレーニング分野からご招待を頂きました。利府町には宮城スタジアムがあり、2014年サッカーワールドカップの予選が行われたり、2020年のオリンピック・パラリンピックの競技会場に決まっています。町としてスポーツに世界レベルで友好的であり、そのような町で育つ子供たちにはやはりスポーツへ高い関心を持ってもらいたいと思い、講演することを楽しみにしていました。題目は「中学生に適したストレッチと体幹トレーニング」です。このテーマは利府中学校から頂いたテーマで、このテーマを聞いたときに私としてはとても驚きました。これまでスポーツチーム単位、個人単位でこのようなテーマの講演を依頼されたことはありましたが、学校全体としてこのテーマを取り扱いたいと聞いたことは初めてで、学校として傷害予防に取り組むという意識にいい意味で驚かされました。
当日は仙台大学の学生3名と行いました。「ストレッチ」ではその目的と種類を教え、そのやり方を大学生に実演してもらいながら生徒全員と一緒に練習しました。「体幹トレーニング」では、体幹の意味とその効果の話をし、一般的に行われている体幹トレーニングに加えて私が日々明成高校生に行っているもので実際に傷害予防とパフォーマンス向上に効果があったものを教えました。生徒は楽しみながらも真剣に取り組んでいるようでした。
後日、生徒たちからお礼の寄せ書きを頂きました。
自分の部活に活かしたい、と多くの生徒たちが感じたようです。
ストレッチや体幹トレーニングは成長期にある中学生だからこそ大切です。重いダンベルや大そうな器具などを使ってトレーニングをするよりも、自体重を使い、関節や体の軸を意識し、自分の体と向き合うようなストレッチや体幹トレーニングのほうがもっと重要です。中学生のときからやっておくと高校、大学と競技レベルがあがったときに自分の体作りの差を他と感じることができるかもしれません。傷害予防のトレーニングは競技をやり始めると同時に行っていくべきだと思います。これからも多くの中学生に怪我をしないための体作りを広めていきたいと思います。