top of page
  • 白坂 広子

女子サッカー部 東北大会優勝!


6月19日、福島第2代表相手に5-0と圧勝し、東北大会初出場にして優勝を果たしました!

おめでとう!!本当によく頑張りました!

でも実はこの優勝を手にする前の一番の難関はこの決勝戦ではなく、宮城県大会準決勝聖和学園戦でした。

去る6月4日、聖和学園という宿敵相手に延長戦の末PKにて勝利しました。これまで明成高校は最高成績が3位で、1位は天下の常盤木学園ということでインターハイ出場は「夢」でした。しかし、今年は「インターハイは宮城県開催!上位2チームに出場権がある!!」となり、一気に夢が向こうから一歩近づいてきてくれたのです。願ってもないこのチャンスを絶対ものにしよう!!とチームはちゃくちゃくと準備してきました。去年の高校総体は4位。これは準決勝で3点のリードをひっくり返されての負け。こんなチームでは勝てない、もっと貪欲にプレーしなくては、とチームは変わる努力をはじめました。何人も怪我をしました。何人も痛みをこらえて練習していました。試合前日まで何人もが「緊張しすぎて吐きそう、、、」なんて言っていました。当日、なかなかシュートが決まらない中、ディフェンスが本当によく頑張りました。無得点のまま延長戦を終え、PKとなったとき、昨年の悪夢が私の頭を少し頭をよぎりました。「4-1のリード中、後半だけで3点入れられ、PKにて負ける」というシナリオ。でも、選手たちはわたしの心配をよそにとても集中していました。1本1本のシュート、ゴールに貪欲でいました。チームメイトを信じ、自分のシュートを信じて蹴りました。集中し過ぎていたために、PKで4-3と勝ち越した瞬間がわからず、勝った!!という理解が数秒間遅れたほどでした(笑)。みんなが抱き合って喜ぶ、泣くチームメイトを笑い泣きしながら受け止める、こんな最高の瞬間を県大会で経験したことが今回の優勝につながったのではないでしょうか。

「勝つことから学ぶ」って誰もができることではありません。まずは勝たないといけないのですから。でも、1つの勝利で「負けたくない」という気持ちが一層強くなります。またみんなで喜び合いたい、うれし涙を流したい、こういう気持ちは人を一生懸命にします。負けが続くと、学ぶこともしなくなってきます。勝ったらラッキー、勝てたらいいな、という気持ちが出てきてしまうのです。勝つことから勝つことの大変さを学び、そして「また勝ちたい」という気持ちがもっと大きな努力を可能にするのです。明成の女子サッカー部はこれを体現してくれました。

8月のインターハイはこの勢いのままに勝ち進んでいくと信じています!

bottom of page